PR用映像
(小沢研究室主催[3,11オンライン・ビデオ・フェスティバル]出品用に制作)
(facebook イベントページに寄せたテキストより転載)
ステンバイミーて、ぐっときたよね
なんて考えながら、イメージの便乗をし、3年前に衝動的に始めた私は安易だったと思う。
今年で4回目になるシャボン玉を吹きながら歩く、今回はちょっとやり方を変えようと思っています。
私がシャボン玉を吹きながら歩いて家に帰る様子を、Twitterで中継します。
帰る方角が近い人は一緒に吹いて、無事に帰りましょう。
私の住居情報などは、ある程度やんわりと、、というか率直に言って隠さねばならないと思うので(もちろんですね)
私は東京芸大のある上野公園を一旦のゴールに据えようと思っています。
中継に使うアカウントは私が普段使っている
@maaya3trees
です。
来れないけど、参加したいという人は、
また去年みたいに、各地からTwitterのハッシュタグ「#シャボン玉2015」で中継をとばして欲しいです。
ある一日に、色んなところで一斉にシャボン玉が飛んだら、なんか魔法みたいで良いじゃない、という
なんとも子どもみたいな妄想です。
この行進をして、だから何になるわけでもありません。
寄付も何も生じません。
ただこの日に起きたたくさんの心が熱くなるエピソードに敬意を表したいと思いました。
きっかけは交通麻痺で帰宅難民となった人たちが、黙々と歩く姿を想像したことからでした。
私は地震があった当時、下宿していたアパートで友人たちと肩を寄せ合って、ストックしていた甘いお菓子を引っ張り出し、お茶を入れて、
皆で落ち着きを取り戻そうとしていました。
うわべの微笑ましさには、妙な緊張感がありました。
テレビをだれも持っていなかったので、友人のワンセグとTwitterからの情報だけが、私たちの情報ライフラインでした。
当時の私はしばらくTwitterだけが頼りでした。
あの時期に見聞きした、帰宅難民たちのリアルタイムなツイートや、ネットの掲示板で読んだ彼らの頼もしさは
「ああ、これで何か少し日本は変わるんじゃないか」と、素直に、ポジティブに、思わせてくれました。
私はその度に、大勢の人が黙々と、力強く歩く姿を想像しました。
その人混みは一瞬ぞっとする光景かもしれません。
しかし、ただ悲しみと恐怖に包まれただけの日ではなかったのだと、私は思いました。
この先行く自分たちの道を間違えないようにしたいと、常に思います。
世の中捨てたもんじゃないじゃない、と思ったあの時の可能性の光は、
なんとしても最後まで灯さねばならないと思うのです。
なので、今年もシャボン玉を吹きながら私は歩きます。
去年までの新宿~東京コースは、いがいと私にとって楽勝になってきたので(笑)
今年はもうちょっとウロウロして歩こうと思います。
私の移動状況をお楽しみ下さい。
もしかしたらすれ違うかもしれませんよ。
プロジェクトへのご参加と、アナウンスにご協力いただければ幸いです。
知らない人へのシェアも歓迎いたします。
どうぞよろしくお願いします。
2015.2.22(ゾロ目の日)
三木麻郁
Links
Toggeter 「3.11にシャボン玉を吹きながら、歩いて家に帰る2015」
facebook イベント「3.11にシャボン玉を吹きながら歩いて家に帰る」
https://www.facebook.com/events/334756746728362/
Coming soon....
ABOUT
美術家 / Artist
三木麻郁 / Maaya Miki
東京を拠点に活動。
1987年 生まれ。
2013年 武蔵野美術大学油絵学科油絵専攻卒業。
2015年 東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻修了。
この世界を構成するものへの関心が制作動機の起点にある。
それは言語だったり、人だったり、見上げた空の向こうだったり、蕾の数理だったりする。
私は世界の一端にしか触れられないことに謙虚に真摯になりたいと思う。
数式に具体的な形状を与えた「mathematics」や、言語、星座図といった記号表記をオルゴールのためのコードに変換させた「プストタに鳴る鐘」「誕生の讃歌」、3Dプリンターで作られた医療器具を用い、その開発者と共同制作した「とほくおもほゆ」(2023)などを制作。
文学、数学、天文学、音楽など異分野の研究を領域を往来しながら、既存の規則を調整し、別の装置に置換、出力する。その際のルールは、観測結果から決まることもあれば、共感覚とも言えるような、理論的説明が不可能な独自のルールによって決められることもある。ルールによって再構築された偶然的な出会いを取り込み、表出するという手段をとることが多い。固定観念からほんの少し脱輪させることで見える(感じる)風景を、様々なメディアを通して再現を重ねることで、私たちが見慣れてしまった世界の俯瞰を試みている。
継続的なプロジェクトに「誕生の讃歌」(2012~)、「3.11にシャボン玉を吹きながら歩いて家に帰る」(2012~)。
Maaya Miki
Artist
Born in Osaka on 1987. Live in Tokyo.
2013 Department of Oil painting, Musashino art university
2015 Department of Intermedia art, Graduate school of Fine arts,Tokyo university of the art
" mathematics " are sculptures made of papers that Miki gave a unique shape to a formula, " Bell Ringing in пустота (emptiness) " and " Hymn of birth " are installations that people who visit exhibitions play music boxes which have special cards exchanged star charts and language to dot code, they are the most important Miki's artworks.
She make her artworks coming and going to some fields ; literature, mathematic, astronomy and music, and exchanging stereotypical rules and conceptual manners to anything else, she approaches that another world may be in the world where we see. She always hope to think how do we get the world without the fight, relations considerate for all people and right eyes to look at the world more beautiful through her works.
Link
Instagram / facebook / You tube
Design&Illustration
https://mikimaaya.wixsite.com/mysite
Art Education
https://porque-art.tumblr.com/
Mail : maaya.miki@gmail.com
2010/08/27 HP開設
Copyright ©Maaya Miki all rights reserved
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