3月11日にしゃぼん玉を飛ばしながら、歩いて家に帰る(2021)

2021

企画、デザイン、パフォーマンス(Twitter, Facebook, Instagramでライブ配信)

しゃぼん液、飛ばし具

10年が経とうとしています。

「3月11日にしゃぼん玉を吹きながら、歩いて家に帰る。」

というアクションは2012年から始めたので、

つまり10回目の家路になろうとしているわけでもあります。

当日はその様子をTwitter, Facebook, Instagramにハッシュタグをつけて投稿し、

私たちの歩きをリアルタイムでシェアしました。

今年は「吹く」から「飛ばす」に変えて開催します。

ハッシュタグは

 #soapbubbles2021

一緒にどこかの場所でシャボン玉を飛ばしてくれる人は、

ぜひこのハッシュタグにその写真をつけて、投稿してください。

 

「吹く」

ということに、実はささやかな拘りがありました。

息吹とは、命の芽生を匂わせる言葉です。

息を吹き込んだしゃぼん玉を飛ばす時、自然と、天まで届けと願い、

刹那に見守ってしまうのは何故でしょう。

吹き口の先端に焦点を合わせ寄り目になり、

玉が生まれる瞬間からじっと見つめていたからかもしれない、と私は思います。

その時間を、私は遊びに重ねた祈りのようにも感じていました。

今は、集い、遊び、語るには、すこし心配な時世となってしまいました。

けれども、一人一人が思い出すことはできます。

少し寂しいですが、インターネットに集うことで、語ることもできます。

あの時に、

私たちは何を見たか?

あの時に、

私たちは何を思ったか?

そしてあの時に、ひとりひとりの心に大きくのしかかった「大切なこと」を、後世に伝えることも。

ニュースでは計り知れない出来事が一人一人にあったはずです。

子どもが大人になるには、十分な時間が経ちました。

新たに芽生えた命もたくさんあります。

 

あの日に今日は続いています。

このイベントが、それぞれの震災体験と「今」を語るトリガーとして働けば、幸いです。

そう、「今」だからこそ。

三木麻郁

 

 

 

Funding for 311 soap bubbles project

https://311soapbubbles.stores.jp/

物販サイトです。活動資金になります。

多く集まった場合は、令和3年福島沖地震の被災者へ、寄附金を送ります。

 

 

リアルタイム投稿されるSNSは以下の通りです。

Twitter(#soapbubbles2021) 

 

 

しゃぼん玉ステーション一覧

(※随時更新)

管理人の滞在のもと、自由にしゃぼん玉を飛ばせる場所です。

 

 

撮影はすべて松尾宇人(Instagram)