3月11日に新宿〜東京をシャボン玉を吹きながら歩く(2014)

しゃぼん玉液、吹き具

企画、デザイン:三木麻郁 撮影:参加者

2014

 

3.11に新宿〜東京をシャボン玉を吹きながら歩く2014

Walking along on the roads of Tokyo blowing soap bubbles on the night on 3.11

 

■日時:2014年3月11日 18:00~21:00(雨天の場合は延期。)

■場所 新宿東口~東京丸の内中央口

■ルート予定(多少変更あり)

 18:00 新宿東口 集合

 18:10 新宿東口 出発

    新宿通りを東へ。

    皇居の南を周り、内堀通りを進む。

    日比谷交差点を左折、日比谷通りを北へ進む。

    和田倉門交差点を右。

    東京丸の内中央口に到着。            

 

 

■概要

 毎年、東日本大震災が起こった3月11日に、鎮魂の気持ちを込めてシャボン玉を吹きながら、震災当時、帰宅難民で溢れたと思われる新宿~東京の大通り歩いて向かう。震災後、危機に直面したことで様々な問題が浮き彫りになったが、それらを乗り越えるために個人レベルでの助け合う人々の姿に私は心を打たれた。特に大通りに人が溢れた帰宅難民たちが支え合い、励まし合って家路についたエピソードは象徴的に感じている。それは小さな単位の思いやりかもしれない。けれどもその小さな思いやりが積み重なることで政治も動くのではないだろうか。その気持ちを忘れずに、いま日本が抱える問題にそれぞれの立場から取り組んで行きたい。こうした願いを込めて、このプロジェクトは震災の翌年2012年からスタートして、今年で3年目を迎える。

 シャボン玉というモチーフは童謡「シャボン玉」に作詞者が込めた思いになぞらえている。作詞者・野口雨情(のぐちうじょう)は長女を生まれてすぐに亡くしている。童謡「シャボン玉」の歌詞には、儚く天へと昇って行った野口の娘の魂を歌っているという解釈がある。前述したような震災時の希望は、皮肉にも多くの犠牲者を目の当たりにしたことでより一層強さを増したようにも思える。私たちは生かされたのであり、未来を考えて選択せねばならないという大切なことに気付かされた。この企画を続けることで初心に戻り、彼らの存在を忘れること亡く感謝の気持ちを示したい。

 一般人の飛び込み参加自由、途中入退場可。シャボン玉道具は基本的に企画者が用意しているので参加者が必要な持参道具はない。本企画が行われている間はTwitter(@maaya3trees)で実況を中継し、途中から参加しやすいようにする。

 参加の呼びかけはfacebook、Twitterが中心の他、東京芸術大学先端芸術家表現科のメーリングリストなど。