23日 4月 2016 静の音 深夜ー 重たげな瞼に連れられて ベットに潜り込むと 静なる音が辺りを漂う 窓の外から 車のタイヤがアスファルトを蹴った 耳の奥で 我が身の心蔵がのたりのたりと波打っている 外気はだんだんシェルターの中で籠ったような響き方をし 上の階の住人が 水道の蛇口を捻ったらしい 遠くの列車は 今 踏切を 渡った 瞼の裏に 静かな光が一筋流れた tagPlaceholderカテゴリ: text